心のマネジメントと、identity?生き方についての記事
He for SheっていうUN関連の団体があって、今度セミナーやるらしい。その題「あなたはどういう生き方を選びますか?」(正確に同じじゃないけどまあそんな感じだった。
3月はBostonだからいけないんだけど、コンテンツ内容に興味深いのがあった。これのためにBOston行きの日程伸ばすレベル。
私が気になっているのは、ココ。
15:45 対談③「Mindset Change – Self」
ジェレミー・ハンター氏(ドラッカー経営大学院准教授/エグゼクティブ・マインド・リーダーシップ・インスティテュート創設者・ディレクター)
高津 尚志氏(IMD北東アジア代表)
モデレーター 島田 由香
自分にはできない、自分には変えられない?セルフマネジメントの考え方とともに感情の側面からビジネスリーダーたちを導くハンター氏。経営やリーダーシップの点で無数のリサーチと実績を持つ高津氏。日米アカデミアの世界でHeForSheを体現されているお二人による、変化を起こす鍵である“自分”をテーマにした対談から、あなたはどう生きることを選びますか?
そんで、「ジェレミー・ハンター氏」を検索したわけ。
そしたら大ヒット。面白い面白い。「そうなんだよなー」しかない。
いくつか見つけたんだけど、
まず一個め。
これは、今までの工業化社会とそれに合わせて必要だったマインドセットや教育から今のナレッジエコノミー、知的生産が価値になるクリエイティブエコノミー(創造性経済)の時代に合わせた働き方やマインドセット、教育や必要になっているものについて、心のマネジメント:心の教育の重要性を説明している記事。
国連フォーラムで同じだったくじらさんを思い出した。
いくつか引用を。
つまり、あなた自身の「マインドの質」があらゆることの基礎なのです。自分自身について明確に認識を持ちトレーニングを行えば、よりよい人間関係を創造し、その関係からそれまでに思いもよらなかったようなものごとが生まれるのです。それこそがまさに「生産性」なのです。しかし残念ながら、まだ私たちは「マインドの質・生産性を扱うためのモデル」を持っていません。
「人はまず自分をマネジメントしない限り、他者をマネジメントできない」
うーん。ちょっと芸術に触れたくなりました。
違いはあなた自身の認識であり、それを自身で理解すること、それこそまさに西洋教育が行ってこなかったことなのです。
「哲学で言えば、相対論や社会構成主義の考えに近いものでしょうか?」
そうだと思います。
「認識はあなた自身が作っている」
日本にはこのように素晴らしく大切にすべき点があるのですが、日本人自身はずっとその真価を認めることができずにいます。茶の湯や生け花、弓道、剣道、書道など、これらすべては“意識を向ける”訓練方法であり、それが教育の原点なのです。
茶道の時、いつも自分と向き合わされる。それが何より好きだった。
アテンション(意識・注意・関心)の修養から始まり、そしてそれをセンスメイキング(意味付け)につなげる
これってまさに私が自分を理解しようとする時にしていること。
メモ。
日本の教育の良さ。
学びの方向転換 。
ポジティブでいよう。
二個目
これは、主に日本の会社組織に属する人と彼らのidentity、および生き方や社会について。
“変化”は外側で起きていますが、それに対し、トランジションとは内面でおきている「我々は何者なのか」という物語におけるシフトなのです。私は誰で、どんな役目があり、私には何ができるのか。これらは本質的に感情を取り扱う問題です。
アメリカでは強制解雇も多いし、トランジションが必要になる場面が日本より多いはずです。大手企業からはじき出されれば、他の企業やNPOで働くチャンスを得て、自分が何をやりたいのか見つけられるかもしれません。しかし、日本ではそこまで行っていません。
多くの人は会社に自分のアイデンティティを結びつけすぎて、自分が誰なのか、自分が何をできるのか分からなくなってしまう
トランジションには、自分の過去の成功体験を解き放つプロセスが必要です。でも、それは元々の自分のアイデンティティと結びついているため、何らかの不安や痛みが伴う。そこで 「癒やす」ことが重要になるのだと思います。
新しいスキルに「癒やしのスキル」、つまり痛みを生産的なエネルギーに変換させるスキルがある。新しいスキルとは、「どのように自分を理解し、自分を進化させていくかを学ぶ」こと
Q「ハンターさんの個人的習慣についてもう少しお聞きできますか?」
A 私は基本的に毎日瞑想しますが、もっと大切なことは、一日の中で何度も、立ち止まり自分を観察していることです。自分のあたまの中で何がおきているのか。私は決して辛抱強い人間ではありません。しかし、こうすることで、数年前の私にはできなかったことができるようになっていることがわかります。
私は「自分が何を恐れているのか」を見つけるということをしています。みつけたら、その恐れのある場所に入り込み、恐れが自分にどのように作用しているのか、どのように身体に表れてくるのか、実験としてどう出現していくのか理解するのです。すると不思議なことに恐れから解放され、もっと多くのことができるようになり行動のメニューが増えていきます。
Q「もし、恐れを無視し続けるとどうなるのでしょうか? 」
A 恐れがあなたの生活を支配し始めます。あなたに代わって恐れが意思決定を行い、あなたは防衛反応に基づく行動だけをするようになります。
意識的にグロース・マインドセットを活性化させていくこと。たとえば、私がいつも意識的にしているのは、出会った人たちの素晴らしさを本人に話すことです。誰かがエネルギーを創造するのを助けることは、素晴らしいことです。大抵の人はあまりに自分の良さを知らないですから。そして、同時に私は「何がうまくいっているか」に意識がいくようにしています。
日常、我々の生存システムは自動的にうまくいっていないこと、「自分は太りすぎている」「この部屋は暑すぎる」とか「この色は好きじゃない」といったことに目を向ける傾向にあるから。
「実際に日本社会、そして大企業では賞賛することは非常に少ないです。むしろ、批判すればするほど、人を強く賢くすると考えられてきました。」
ええ、人はたいてい、他者の間違いを批判しますからね。こうしたことが、誰かがよりよくなっていくのを妨げるだけではなく、その人が成長していくためのエネルギーを奪います。それが、失敗を恐れて、余計なことは一切やりたくないといった人を生み出すのです。
三つ目
ちなみに、私の妻は賢くて、優しくて、人の気持ちもわかり、我慢強くて、私は本当に彼女と結婚できて幸せだと感じています。ある日彼女に「いつも落ち着ていて我慢強くて、人に対して優しいけど、どうしてそうしていられるの」と聞いてみたんです。すると、彼女は「いつもこんなふうだったわけではない」と言うのです。自分がなぜ怒ったのか、なぜ批判的だったのか、なぜ誰かを叱ろうとしたのか、を常に考えるようにしたところ、うまくいっていないことに気づき、別のやり方をしなければならないと分かって、それを実行していたのです。彼女は私がプログラムで行っていることを一人で実践していたのです。
あなたはその出来事に対しての「反応」を自分で選択することができる。自由とは、自らの反応を選択する自由、もしくは、選択肢そのものを創造する自由です。ある意味、「デザイン」ともいえるでしょう。
「これは「ライフデザイン」のためのスキルとも言えますね。」
いやうん本当にその通りだし、どうしたらもっとマリにとって当たり前に馴染めるかな?久しぶりにいい記事見つけた。こういうのやりたい。